令和5年2月24日(金)から26日(日)まで,宮城県災害派遣福祉チーム員養成スキルアップ研修を開催しました。
宮城県災害派遣福祉チーム(以下「宮城県DWAT」という。)は,災害時における一般避難所等で高齢者,障害者,子ども,妊産婦など,福祉支援が必要な“要配慮者”の長期避難生活による生活機能の低下や要介護度の重度化などの二次被害を防止するため,福祉専門職(社会福祉士,介護福祉士,保育士など)で構成され,主に一般避難所に派遣される公的なチームです。
本研修は,宮城県災害派遣福祉チーム員養成基礎研修の修了者を対象とし,宮城県DWAT員として,さらなるスキルアップを目指すことを目的として開催しました。
シミュレーション訓練では,発災直後の動きから,先遣隊としての活動訓練,第1チームのオリエンテーションと基礎研修では行わなかった細かなシミュレーションを想定した訓練を行いました。また,研修会場に模擬的に設置した避難所想定でのアセスメント訓練も取り入れました。
▲各福祉専門職同士でチームを組みました。
▲避難所を想定した校舎の図面の確認
▲避難所内を想定したアセスメント訓練
▲相談ブースを想定した相談援助訓練
▲ファシリテーターから助言を受けています。
本研修を修了した方々は,宮城県DWAT員として中心的な役割を担うことが期待されます。
今後も本会が担う宮城県災害福祉広域支援ネットワーク協議会事務局をとおして,平時から災害時に効果的に福祉支援体制が機能するよう取り組んでいきます。