令和5年11月14日・15日の2日間に渡り、令和5年度コミュニティソーシャルワークステップアップ研修を開催しました。県内の市町村社協や地域包括支援センター、社会福祉法人等から13人が受講されました。
【研修内容】
本研修は、地域の生活課題の解決に向けて、多職種多機関と協働し、地域のニーズ把握・分析から社会資源の開発や改善、地域の社会環境の変化に応じたソーシャルワーク(コミュニティソーシャルワーク)実践の応用展開力を習得することを目的に開催しました。
9月に実施したコミュニティソーシャルワーク実践研修に引き続き、法政大学現代福祉学部教授 宮城孝氏から御講義いただいています。
1日目は、「地域生活課題の解決に向けたコミュニティソーシャルワークの展開」~事例報告とグループスーパービジョンのポイント~と題し、課題の解決に向けた展開に必要なアセスメント方法などの手法について、御講義いただきました。受講者には、研修前に事前課題として自身の対応事例について、アセスメントとプランニングを行ってもらっており、作成した事前課題を用いてグループワークを行いました。
2日目は、1日目に引き続きグループでコミュニティソーシャルワークの視点を持ってプランニングを行い、最後にグループごとに発表をしてもらいました。今回1グループ3~4人だったこともあり、意見交換や情報の共有などが活発に行われていました。
研修終了後のアンケートには、「演習は実践的だった。自分の取組を紹介し合って討議する点は良かった」、「豊かな発想や多角的な物事の捉え方、考え方があることを感じ、自身の視野を広げることができたと感じました」などの感想をいただいています。