令和6年8月2日(金)に「第2回福祉教育学習会」を開催しました。
本学習会では、小学校で開催できる福祉教育プログラムについて、県内の市町村社会福祉協議会が展開している実践事例を知る機会とし、地域と社協と学校が連携することで実現できる福祉教育について学ぶ内容としました。
前半は、本会から宮城県内で取り組まれている福祉教育プログラムを紹介し、実践事例として、大崎市社会福祉協議会松山支所での福祉教育の取組を大崎市社会福祉協議会松山支所 主事 寒河江 瞳 氏に模擬授業していただき、仙台大学 教授 小石 俊聡 氏と全国福祉教育推進員 美里町社会福祉協議会 主事 田村 紗希 氏にファシリテーターを担っていただきました。
講義では、他者(地域住民)、社会(地域)とつながることで、学校だけではなく地域と一緒に実情を知り、感じたり触れる機会が子どもたちにとって大きな学びにつながることについてお話いただきました。
後半は、①小学校時代に経験した地域の人たちとの関わり(自分自身のエピソード)②育てたい「共に生きる力」とはどんな力か(本質・ねらい)③その力を育てるために役立ちそうな自分の組織や地域にある「素材」は何か(資源とニーズ)の3つのトークテーマでグループワークを行いました。
ファシリテーターからは、学校・社協・関係機関も、まずは地域の素材を知ることが大切であり、そこから互いの想いや求めていることを知り、一緒に手法を考えてつくっていくことの必要性についてお話をいただきました。
今後も本会として、福祉教育に携わる人材育成に努めていきたいと考えていますので、今後の研修会へもぜひ御参加ください。