令和3年度 『福祉教育学習会』を実施しました

コロナ禍における福祉教育実践について振り返り,地域・社協・学校がどのように継続的な協働体制を構築していくのかについての理解を深めるため,福祉教育学習会を実施しました。

今回は,新型コロナウイルス感染防止対策として,完全オンライン参加型の学習会として実施しました。

【8月19日(木)第1回福祉教育学習会】

テーマ:地域の大人を巻き込んだ福祉教育実践について学ぶ

講師:東北福祉大学 教授 星山 幸男 氏

福祉教育と社会教育の接点や,公民館や生涯学習センター等における地域活動が子どもから大人までの福祉学習に繋がること,目指す効果について星山先生よりお話しいただきました。また,大崎市古川清滝地区公民館の相原氏から提供いただいた実践事例を参考に,参加された社協職員や児童館職員,公民館職員の方々同士,福祉教育実践のための様々なアプローチ方法を検討しました。積極的な意見交換をとおして,地域・社協・学校それぞれの「できること」をお互いに知ることができました。

【9月15日(水)第2回福祉教育学習会】

テーマ:コロナ禍における福祉教育実践について学ぶ

講師:大阪教育大学 特任教授 新崎 国広 氏

「共感・当事者性」を育む福祉教育・学習のプロセスや,そこから地域の主体形成を促していく展開について新崎先生よりお話しいただきました。コロナ禍においても,福祉教育に携わる方と地域の人々が一緒になって福祉教育実践を創り上げることについて学び,参加された社協職員や中学校の先生,児童館職員の方々同士,今後どんな福祉教育を実践していきたいか意見交換をしました。

▲学校・家庭・地域の協働による福祉教育実践の重要性についてお話しする新崎先生

▲グループで実践してみたい福祉教育について話し合いました。

「オンラインを活用した福祉教育学習を行いたい」「民生委員児童委員の普段の活動や住民の日々の生活を子どもたちがインタビューする活動をしたい」等,様々な意見が出されました。