令和7年1月31日(金)に「災害ボランティアセンター準備・運営研修(石巻圏域)」を開催しました。
本研修は、毎年宮城県内の圏域ごとに開催している研修で、今回は石巻市の石巻市ささえあいセンターを会場に、石巻圏域の3市町社会福祉協議会(石巻市・東松島市・女川町)が共催しています。
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午前の部では、ウェザーハート災害福祉事務所 代表 千川原 公彦氏から、災害ボランティアセンター(以下「災害VC」という。)において、ICT(kintone等)が導入され始めた経緯と、近年の災害VCの運営について学びながら、ICTの活用やそれに伴う課題について考える内容で講義をいただきました。
訓練では、実際に災害VCで行われるボランティア受付の流れについて、①紙を使って手書きで記載する従来の方法②タブレット端末を使用して入力するICTを活用した方法の双方の体験をしてもらい、それぞれのメリット・デメリットについて、グループごと意見交換を行いました。
午後の部では、特定非営利活動法人にいがた災害ボランティアネットワーク 理事長 李 仁鉄 氏に、災害ボランティアを派遣するために必要な情報と、被災者支援を行う上で必要なことについて、講義いただきました。
訓練では、kintoneを活用したニーズ管理(入力、マッピング、連携等)を行い、実際の入力やタブレットを用いた現地調査を体験しました。
参加者からは、「近年の災害VCの在り方や傾向を改めて知ることで、平時からの備えの見直しの機会となった。」や「ICTのメリット・デメリットを理解することができて良かった」等の声がありました。
本会では今後も、圏域ごとに顔の見える関係性の構築を図りながら、平時からつながりづくりを大切に本研修を開催していきたいと思います。