「いきいきシニア夏まつり」

7月24日 「いきいきシニア夏まつり」

 梅雨に入ってからの仙台は気温が上がらず鬱陶しい日が続いていましたが、久し振りに暑くなりました。前日からの雨が心配されましたが、会場時間前には陽も差してきて蒸し暑い一日となりました。そのためかどうか県民会館のホール内はエアコンが効きすぎて、参加された皆さんから寒いとのご指摘がありました。

☆コンサートの部「以伝による邦楽アンサンブル」

 感謝祭においては本当に久し振りの邦楽の演奏会となりました。初めて生の演奏を聞いた方も多かった様で、アンケートには多数の「いいね」が書かれていました。演奏曲目も本格的なものから童謡やわらべ歌まで、幅広いレパートリーで皆さんを楽しませていただきました。また和楽器の歴史や演奏のコツなども披露していただき、邦楽の楽しさを教えていただきました。

 アンコールでは「青い山脈」を会場の皆さんと一緒に合唱して、楽しい時間を締め括りました。

曲目:春の海~荒城の月~東北の古典尺八本曲~千鳥の曲~

        ~ことうた・わらべうた~一節切~たなばたさま~浜辺の歌~ふるさと

☆講演の部 オスマン・サンコン氏「サンコンの大地の教え」

 初めて外国からの講演者をお迎えしました。オスマン・サンコン氏=ギニア生まれの日本育ちと言っても過言ではないほど、日本のお茶の間でもお馴染みの笑顔が東京エレクトロンホールにやって来ました。

 サンコンさんは足に障害があります。そのためサッカー選手になることを断念せざるを得ませんでした。サッカーがだめなら勉強でギニア一番になろうと、一生懸命勉強してコナクリ大学を卒業、その後国費でソルボンヌ大学を卒業し。1972年ギニア外務省に入省しました。

 日本へは大使館開設のため駐日親善大使として来日し、8年間大使館に勤務しました。その後外務省を休職して再来日し、様々なメディアに登場しお茶の間の人気者になりました。

 幼少期からの体験を踏まえた楽しいお話をしていただきましたが、初めてライオンを見たのが日本だった(上野動物園)というのは驚きでした。ライオンは東アフリカのサバンナに多く生息しており、西アフリカにはいないそうです。(アフリカ大陸には50以上の国がありますが我々日本人は全部同じだと思っているようです)

 また自分も含めて身体能力が高く視力は6.0くらいが当たり前で、1km先の動物を見分ける事が出来るそうです。嗅覚や聴覚も優れており運動能力も高いのは、周りにいる猛獣から身を護るためだそうです。ただ最近は事情が変わりつつあり糖尿病の方が急増しているそうです。欧米流の食事をはじめ生活環境の変化がじわじわと広がっているそうです。

 講演最後の方では自分の着ている民族衣装(正装)を会員さんに着ていただいて、一緒に写真を撮ったりと気さくな一面を見せてくれました。

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