12月12日
仙台楽生園ユニットケア施設群地域交流イベント「音楽療法コンサート&認知症理解講座」
今年も徳田先生をお迎えして「認知症理解講座」が開催されました。
午前は山下圭さんのギターと歌による音楽療法コンサートが開催されました。音楽を聴くことで脳が活性化させ、声を出して歌うことにより顔や肺の運動につながり、手や足でリズムを取ることでも運動できるそうです。
普段、歌ったり聞いている曲を別な曲のメロディーで歌うとどうなる・・・ 二つのグループで別々の曲を一緒に歌ったらどうなる・・・
音楽の実験のようであり、またゲームのようであり、まか不思議な感覚で皆さん大笑いしながらはしゃいでいました。最後には懐かしい童謡や歌謡曲を全員で大きな声で歌い、楽しい楽しい音楽療法コンサートを堪能しました。
後半の認知症理解講座では、認知症というのは誰にでも訪れる脳の病気で、現在の医学では治すのが出来ない病気だという事を学びました。
治すことは出来なくても発症を遅らせたり、発症しても進行を遅らせる事は出来るので、認知症になりにくい生活をする事が大切なのだそうです。普段の生活での運動や食事、飲酒(良い面も悪い面も)との関連についても勉強しました。特に生活習慣病(糖尿病・高血圧症・脂質異常・肥満)は、認知症発症のリスクを高めるので注意して欲しいとの事です。また高齢による物忘れは認知症と似ているようで違う症状ですが、心配な方は早めに脳神経科で診てもらって欲しいとの事です。
最後に徳田先生よりまとめのお言葉をいただきました。
①認知症になってもポジティブに生きる事が大切です。
②進行が遅いので発症しても慌てることはありません。また医学も日々進歩しており新しい薬も出てきています。
③認知症になるまで長生き出来たと思い、仲良く付き合って生活することが大切です。
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