【共生社会推進課】令和5年度宮城県民生委員児童委員協議会会長研修会を開催しました。

 令和5年7月5日(火)に、令和5年度宮城県民生委員児童委員協議会会長研修会を開催しました。本研修は、コロナ禍以降、約3年ぶりに会場参集型で開催し、141名の市町村民児協会長・副会長等に御参加いただきました。

【研修内容】

講義「単位民児協の運営について」

 講師:ルーテル学院大学 名誉教授 市川 一宏 氏

 市川教授からは、コロナ禍において、ひきこもり、8050問題、地域福祉活動の中止等による社会的孤立、生活困窮者の増加等の生活課題が深刻化しているという現状を踏まえ、民生委員・児童委員活動の背景と今日の社会福祉の動向について講義いただきました。また、市川教授は、民生委員児童委員には、人と人、人と機関、人と制度など、つなぐ役割があることを強調されました。参加者は、住民の視点にたって活動をすることの大切さを再確認する機会となりました。

▲ ルーテル学院大学 名誉教授 市川 一宏 氏

グループ討議  進行・講師:ルーテル学院大学 名誉教授 市川 一宏 氏

 各々の地区で行っている活動の紹介、活動を行う上での悩みや苦労、今後の単位民児協の運営で取り組みたいこと等の意見交換を行いました。

▲グループワークの様子

【最後に】

 研修後のアンケートでは、「今後の単位民児協運営に役立てたい」「グループワークで他地区の活動や日頃の悩みについて共有でき、有意義な時間だった」という意見が多数寄せられました。

 今回の研修を契機に、民生委員児童委員の顔の見える関係性を築き、委員同士の密な連携のもと、地域の身近な相談者として活躍することを期待しています。