令和４年１２月９日，令和４年度生活困窮者支援推進セミナーを開催しました。県内の社会福祉協議会，社会福祉法人，一般社団法人等から，３３人に御参加いただきました。

　「これからの生活困窮者支援にむけて～支援者の心構えとネットワーク構築のポイント～」と題し，明治学院大学社会学部社会福祉学科　教授　新保　美香　氏から御講義いただきました。

　講義の中で新保氏から，「支援者自身のセルフケアを行うことが大事。安心して相談できる職場と仲間づくりが必要」という話や，「スムーズな連携を図るために，多職種同士の相互理解がキーになる」とのお話がありました。

　講義内では参加者同士のグループワークの時間も多くあり，支援者間の交流を大切にされていました。

　活動事例報告では，社会福祉法人青葉福祉会仙台市路上生活者等自立支援ホーム　清流ホーム所長　五百澤　洋太　氏から，職員の育成や多機関連携について御報告いただきました。「雑談を大切にしている」というお話があり，日頃から職員間のコミュニケーションを積極的に行っており，支援者を孤立させない環境づくりが印象的でした。

　オンラインセミナーでしたが，グループワークをすることで参加者同士が交流する場面があり，大変有意義な時間となりました。次年度以降も，支援者同士が交流できる時間を設け，顔の見える場づくりを大切にしていきたいです。