9月3日・4日(火・水)の2日間に渡り、みやぎハートフルセンター大会議室で「令和6年度コミュニソーシャルワーク実践研修」を実施しました。県内の市町村社協や地域包括支援センター、社会福祉法人等から33人の方が受講しました。
本研修はコミュニティソーシャルワークの基礎的な知識や技法を習得するとともに、地域における包括的な支援体制の構築に向けて、実践力を養うことを目的に実施したものです。
【内 容】
1日目は「今日求められるコミュニティソーシャルワークとは何か~コミュニティソーシャルワークの役割と機能について~」と題し、法政大学現代福祉学部 教授 宮城孝氏から、地域福祉をめぐる課題の広がりやコミュニティソーシャルワークの必要性、ニーズの把握方法等について、講義いただきました。午後からは、県内におけるソーシャルワーク実践として、大和町社会福祉協議会 生活支援コーディネーター熊谷明子氏と、大崎市民生部社会福祉課地域共生社会担当 主査 小山伸氏に実践報告いただきました。実際の事例から具体的な展開などについて学んだ上で、各グループでグループワークを行いました。
2日目は、グループワークを中心に行い、事例を基にグループでコミュニティソーシャルワークの視点を持ってプランニングを行い、最後は模造紙にプランをまとめ、発表を行いました。グループワークでは、参加者から活発な意見が交わされ、大いに盛り上がりました。
写真1 研修の様子① 写真2 研修の様子②
【受講者からの感想】
・「私自身の福祉経験が少なく、CSWに関する知識も学んでいる最中でしたので、基本から教えていただき参加してよかったと感じます。また、他県の活動や地域特性など情報、宮城講師の考えや熱意も伝わりとても考えさせられる講義でした。」
・「大和町社協の取組では、社会資源の開発を行う際、住民の方も巻き込んで一緒に作り上げていくような調整を行っており、結果だけでなく過程もしっかりと考えられていると感じ、とても勉強になった。」
・「大崎市の職員さんがとても熱心で、行政が主体となって地域福祉に取り組んでいることに感銘を受けた」
・「チームでプランニングするまで苦戦しましたが、各々の専門分野の力を発揮し、協力しながら最後まで取り組めたので、とても有意義な時間となりました。」
などの感想をいただいています。
【あとがき】
12月10日・11日に、コミュニティソーシャルワークステップアップ研修を予定しております。対象者は、過去にコミュニケーションソーシャルワークの研修を受講された方、地域福祉に携わる職場で10年以上勤務した方が対象となりますので、該当する方で興味のある方は是非お申込みください。
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